英会話のリズムとは、会話に音の強弱をつけることを指します。ネイティブと話しても全く通じないという方は、このリズム感が原因かもしれません。今回は英会話のリズムを習得するトレーニング法を紹介しますので、この機会に英会話のリズムを改善しましょう。
効率よくトレーニングを行うために、まずは英会話のリズムに関する基本的なルールを押さえておきましょう。
内容語は強く・ゆっくり、機能語は弱く・早く発音するのが、英会話のリズムの基本です。ちなみに、内容語とは一語で意味を成す単語を指し、名詞・動詞・形容詞などが該当します。一方で、機能語は意味を補足する単語のことで、冠詞・前置詞・接続詞などを指します。
(例)There is a book on the table.
相手へ特に強く訴えかけたい単語についても、強く発音するのがルールです。同じ文章であっても、どの単語に強調を置くかによって相手に伝わるニュアンスも変わってきます。
(例)She is my daughter.(数名いる中の「彼女」を特定して強調)
She is my daughter.(赤の他人ではなく娘であることを強調)
英文全体の強弱だけでなく、単語にも強く発音する箇所(アクセント)があります。アクセントは複数ある場合があり、第1アクセント「´」が最も強く、第2アクセント「`」が次に強く発音します。
(例)I am listening to my favorite music.
単語によっては、アクセントの位置によって品詞(名詞・動詞)が変わるものもありますので注意しましょう。
(例)desert(名詞:砂漠)、desert(動詞:見捨てる)
英会話のリズムを改善するには、繰り返しトレーニングを重ねることが大切です。次にご紹介するトレーニングを取り入れて、英会話のリズムをしっかり身につけましょう。
まずは下準備として、英会話の音源とスクリプトを用意しておきます。準備ができたら、初めに英会話をリスニングして内容を理解しましょう。会話の内容が把握できたら、どの単語が特に強く発音されているかなど、強弱やアクセントに意識を向けながら何度かリスニングします。
次に、スクリプトを見ながらリスニングをします。このとき、強く発音している単語に印をつけるのがポイントです。繰り返し英会話の音声をリスニングして、しっかりとリズムの強弱を捉えましょう。
スクリプトに印をつけ終えたら、音声の上に自分の声を重ねて発音するオーバーラッピングの練習に移ります。印をつけた箇所を注意しながら、強弱を真似るようにオーバーラッピングしましょう。この練習はスピード感に慣れる練習も兼ねていますので、何度か繰り返して行うのがおすすめです。
オーバーラッピングに慣れたら、次はリピーティングに進みます。区切りのいい所で音声を一度止め、スクリプトを見ながら音読します。音声のリズムを真似できるようになるまで、この作業を何度か繰り返します。最後に、スクリプトを見ずに音読し、しっかりと英会話のリズム感を身につけましょう。
まずは英会話のリズムに関する基本ルールをしっかり押さえた上で、トレーニングを始めるのがおすすめです。オーバーラッピングとリピーティングで繰り返し音読の練習を重ね、正しい英会話のリズムを身につけましょう。